ハワイは、熱帯のジャングル、活火山、そびえ立つ山々、壮大な滝、ゴールドに輝く砂浜、世界有数のサーフィンの波など、自然の魅力がたっぷり詰まっていて、世界中の旅行者のバケットリストとなっている場所でしょう。ただし、どのような旅行プランを立てるにせよ、現地のスポットやハイキングルートが観光客にとって安全かどうかなど、いくつかの点に注意しなければなりません。この記事では、ハワイを訪れる前に知っておくべき4つのことを紹介するので、ぜひ参考程度にご覧ください!
1. ハワイは物価が高く、特に外食は高額になる
ハワイは米国で最も物価の高い州のひとつとして知られています。その主な理由としては、観光客の数が非常に多いことと、商品を離島に運ぶのに高いコストがかかることが挙げられ、物価はほぼ一貫して高くなっています。航空券代は、時期によって安くなることもありますが(4月中旬〜6月上旬が一番のオフシーズン)、外食はごく普通のチェーン店でも一年中高いです。たまに、有名な観光地にあるレストランで、早割りが行われていることがあるので、それをうまく利用すると安く外食することができます。あともう一つの方法は、数多くある屋台から絶品グルメを探すことです。これならお金を節約しつつも、本場の味を堪能することができるでしょう。
2. ハワイのビーチはすべて一般開放されている
ハワイ諸島の土地のほとんどは米国政府によって所有されているため、公共のスペースがたくさんあります。さらに、最高波高線(ビーチの砂が濡れる線)より下はすべて公共の場所であると規定されており、すべてのビーチが無料で利用できるようになっています。ハワイの公共ビーチの唯一のマイナスポイントは、砂浜の一部が植物に囲まれていて、なかなかアクセスしにくいことです。ナウパカやビーチアサガオといった熱帯植物が海岸にびっしり生息しているので、観光客にとってビーチまでのアクセスルートがわかりにくくなっています。しかし、無事にたどり着くことができれば、ほぼ誰もいない美しいビーチを独り占めすることができます。
3. ハワイには安全でない海水浴場がいくつかある
なんとか生い茂る植物をかき分け、無人のビーチにたどり着くことができると、海に飛び込みたい衝動に駆られるでしょう。しかし、ライフガードや旗のないビーチに行く場合は、周りの環境が安全かどうかきちんと調べてから、ジャンプするようにしましょう。例えば、カウアイ島のナ・パリ・コーストにあるハナカピアイ・ビーチは、絶対に避けるべき場所だと言われています。このビーチは、壮大な森の中をトレッキングした先にあるのですが、強力な引き波と激しい砂波があることで悪名高く、ハワイでも最悪の海水浴場のひとつとなっています。目に見えない潮流に打たれて亡くなってしまった海水浴客の数を表示する看板もあるほどです。
4. すべての住民がネイティブハワイアンではない
ニューヨークに住んでいるから、自分をニューヨーカーと呼ぶことはできるかもしれませんが、ハワイではそうはいきません。観光客は、地元の人の気分を害さないようにするためにも、旅行前にこの事実を意識しておくべきでしょう。ハワイでは、ハワイ先住民の血を引く人だけが「ハワイ人(Hawaiians)」と呼ばれます。具体的には、最初のポリネシア人入植者の子孫である人々を指します。一方、それ以外の人は、自分たちのことを「島民(islanders)」または「ハワイの住民(inhabitants of Hawaii)」と呼び、これにはハワイ島で生まれ育った人も含まれます。